久しぶりに
美術治療の先生と
仲間に会ってきました。

私が習ってた先生は
アメリカに留学して
美術治療を習った方なんですが
かなりバイタリティーある方で、
いろいろ新しいことに
挑戦するのが大好きな方です。

そんな先生も
気づいたら50代。
今はご両親の体調が悪くて
看取る準備?をしているとのこと。

先生は
父親との確執があって
亡くなる前にどうにかしたいと思い
考えたのが
親の自叙伝を書く、ということでした。

父親と毎日のように会って
いつ、どんなことをしてきたかなど
インタビューをします。
自分の記憶も掘り起こし
父親の日記や(もちろん了承済み)
周りの人にも聞きながら
父親の一生を
一つの自叙伝に収めるんですね。

客観的な視点に立って
父親の人生を文章にすることで
なぜ、父親が
そのようにして生きてきたのか
なぜ、自分に対して
そのように接してきたのかが
分かるんだそうです。

最後には
まるで自分が父親の人生を
生きたような気持になって
先生も知らずに
父親の手を握って
「お父さん、ごめんね」という
言葉が出てきたんだそう。

その作業を終えた今では
先生と父親は
今までとは別人のように
仲良くなって

もし父親が亡くなることがあれば
心から泣くことができるようになった、と
言っておりました。
2koma0326

もちろん執筆途中で
過去の気持ちが爆発したり
父親と口論になったり
いろんな気持ちを通過するわけですが

その過程が
とても大きな治癒の力を持っているので
ぜひ、多くの人に
挑戦してもらいたい、と言ってました。

私はそれを聞きながら
確かに治癒になるだろうな、と
思いつつも
率先して始めるには
勇気がいりそう、と思いました。

自分一人では
ちょっと無理かも。。。

でも先生が
今後プログラムを作るそうなので
時間が合えば
参加してみようかな、と考えてます。

親子の問題って
慣れちゃってるから
最初の一歩が疲れますよね。。。
切羽詰まってたから
先生もそういうこと
できたんだろうな、と思います。

でも、そんな先生の親は
幸せ者ですね。
子供に自叙伝を書いてもらって
共感してもらえるなんて
もう人生に悔いはないんじゃないかな…。



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